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お金は増やしても貯まらない!?

 

資金繰りは、企業経営における永遠のテーマですね。 

 

であるにもかかわらず、あまりにも多くの経営者が放置しているのも、またこの資金繰りなのです。

 

資金繰りってなんでしょう?

 

改めてこう聞かれると、答えに詰まるのではないでしょうか?

 

資金繰りとは、

 

 

 

明日以降のお金を見張ること

 

 

 

を言います。

 

そして明日以降、最低でも3ヶ月、出来れば1年先のお金を見張ることが出来れば、企業の資金繰りは飛躍的に楽になるでしょう。

 

そのためには、明日以降の支払予定を管理するところからはじめます。

 

なぜならば、支払予定というものはかなり先まで確定していることが多いからです。

 

企業とりわけ中小企業にとって最も資金繰りを圧迫するものは三つあります。

 

一つ目は借入金の返済。

二つ目は家賃やリース料の支払い。

三つ目は税金の支払いです。

 

そしてこの3つは、ほとんどの場合1年先まで確定しています。

 

税金についても、納税額は別として納付期限は決まっています。

 

つまりいつその支払いをしなければならないかは、早い時期から確定しているということなのです。

 

これ以外にも1年先まで確定しているものは、たくさんあります。

 

予定納税・自動車税・車検・保険・給料・賞与・源泉税・市府民税・・・

 

このように、支払額はともかく支払時期が確定しているものは、その時期が来れば必ず支払わなければならないものです。

 

そうであれば、早い時期からそのための資金を確保しておく必要があるということですね。

 

 

 

この管理が出来ていない企業がほとんどなのです。

  

 

 

そうなると、支払の通知書や請求書が届いてから金策をしなければならなくなります。

 

 

お金を管理する技術やお金を貯める技術に王道はありません。

 

増やす技術は別として、貯めるには地道な努力しかないのです。

 

間違えて欲しくないのは、増やすだけでは貯まらないってことです。

 

是非みなさんは、貯める技術を身につけてくださいね!

 

えっ?「貯める技術ってなんだ?」ですって?

 

貯める技術とは、出る金を制することだけです。

 

実は、これこそが資金繰りそのものなんですよ。

 

資金繰りがきちんと出来ている企業は、お金が貯まります。

 

これでお金が貯まらないのであれば、出る金を制しきれていないのです。

 

そんな経営者の決まり文句「いるものは仕方ないじゃないか!」

 

「仕方ない」じゃ出る金を制しきれていませんよね!

 

 

 

資金繰りを制する者はお金を制する!

 

 

 

もしかしたら、これがお金を貯める王道なのかもしれませんね。

 

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2009年6月 2日