金融機関が嫌う企業
わたしは今、月に2回とある金融機関の融資審査に携わっています。
そこで先日、こんな案件がありました。
売上高は良好、利益も黒字、役員報酬も十分に取っている企業。
一見すると何も問題なく見えるのですが、結局融資は実行されませんでした。
なぜだと思います?
その理由は
社長が派手好きだから
だったんです。
詳しくは書けませんが、一言で言うと金遣いが荒い社長だって事。
この企業、ある超優良一部上場企業から仕事を受けているのです。
それでも融資が受けられないことがあるんだってことを、是非みなさんは知っておいて下さい。
ここで言いたかったことは、融資を受けるのに黒字赤字は関係ないって事なのです。
もちろん極端な赤字や回復の見込みのない赤字はダメですが、業績には波があって当然なんです。
その年の赤字に理由があり、今後回復の見込みがあるならば、融資の可能性は十分にあるのです。
みなさんが考えている以上に、金融機関は経営者の実直さを重要視しているんですよ。
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2008年8月30日