経営分析って血液検査だっ!
皆さん、経営分析ってご存じですよね?
最近の会計本では必ずといってもいいほど登場しますので、ちょっとしたブームみたいになってます。
皆さん、ご自分で経営分析をしたことってありますか?
簡単な分析だったらやったことがあるって方が多いんじゃないでしょうか?
それで何かわかりました?
なーんとなく、わかったようなわからないような・・・って感じじゃなかったですか?
「うちは税理士さんが経営分析やってくれてますから、安心です」
そうですか、それはすばらしいっ!
ちゃんと説明もして、悪いところは指摘してくれてるんですね。
それで、何か変わりましたか?
変わんないから困ってるんですよねっ!!
それじゃちょっと話を変えましょう。
皆さんは血液検査を受けた事ってありますか?
もちろんご自身の、ですよ。
これは多分ほとんどの方があるんじゃないでしょうか?
そこで何か悪いところがあるって指摘された事って、ありますか?
もしそこで医者が「尿糖が出てますね。基準値は陰性(-)ですが、あなたは強陽性(3+)です。糖尿病の疑いが濃いですね」と告げたら、どうします?
「先生、それじゃ私はどうしたらいいんですか? 」って聞きますよね?
そして「そりゃまぁ塩分を控えて、適度な運動をしてください」って答えたら、どうします?
そんなことくらい素人でもわかるわっ!
って思いませんか?
経営分析も全く同じなんですよ。
経営分析自体は血液検査のようなものです。
企業の悪いところを数値でしか表しません。
そこからさきには、診断と処方が必要となるんです。
医者でも、この診断と処方が難しいんですよね。
血液検査の結果なんて、コンピュータが矢印つけて教えてくれますよね。
経営分析も同じなんですよ。
最近の経営分析表は、コンピュータが矢印つけてくれるんです。
皆さんも見たことありませんか?
経営分析でも血液検査でも、大切なのは診断と処方です。
いくら血液検査の結果が正しくても、診断と処方を間違えば死に至ることさえあるんです。
優秀な医師は、血液検査なんかしなくても患者を診ただけで悪いところを言い当てると言います。
経営分析も大切ですが診断と処方がなければ意味がないんだって事、忘れないでくださいねっ!
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2008年6月22日