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会計の世界に絶対は存在しないっ!
よく『絶対なんて事はあり得ない』といわれますよね。
ご多分に漏れず、会計の世界にも絶対というものは存在しません。
絶対に正しい会計なんてものは存在しないんです。
ということは、どういう事かわかりますか?
そうです、絶対に正しい利益なんて計算できないということなんですね。
『えっ、それじゃ適当にやってもいいってこと?』、そう考えちゃいますよね。
いいえ、当然ながらそういうことでもありません。
『なに言ってんの?訳わかんないよっ!』
それもそうでしょう。
それでは説明していきましょう。
先にも書いたとおり、会計の世界には絶対的真実は存在しません。
一つ例を挙げてみましょう。
皆さん、減価償却ってご存じですか?
『なんだそれ?』って方は、これだけで会計センスが身につく魔法の言葉を読んでみて下さいね。
簡単に言うと、自動車のように何年も使えるものを経費にするための方法です。
この減価償却一つとっても、絶対に正しい方法は存在しないんです。
一般的によく出てくる方法には、次のようなものがあります。
●定額法
●定率法
●生産高比例法
これらのうちどれを使ってもかまわないんですね。
当然この3つは全部計算結果が異なります。
ということは、どれを使うかによって利益が異なるということになります。
さらにっ!
自社で独自の方法を創造したならば、それが合理的でありさえすればそれでもOKなんです。
『ウエスタン会計なんて言いながら、難しいじゃんっ!』って感じますか?
間違わないで下さいね、覚えなくてもいいですから。
『へぇ~、そうなんだ』って感じで十分ですからね。
それじゃ、もう少し難しくなりますよ。
あ゛~、まだブラウザ閉じちゃダメですってばっ!
『へぇ~、そうなんだ』でいいって言ってるでしょ?
もうちょっと先まで進んでね。
もちろんこのままでは人によっては全くでたらめな計算をする可能性が出てきます。
そこで一定の歯止めをかけています。
それが企業会計原則と呼ばれるものです。
ここでは、大まかなガイドラインを定めていると考えて下さい。
そのガイドラインからはみ出さない限りはある程度の自由が認められるんです。
これを真実性の原則と呼びます。
企業会計原則のなかに定められている原則の一つです。
『もういいよっ!』って思いますか?
だから覚えなくていいって言ってるでしょ?
『ふーん、それで?』でいいですから、もう少し我慢してね。
で、結局何が言いたいかというと、
何でもかんでも覚えようとするなっ!
ってことなんですよ。
みんな訳わかんなくなると、とりあえず暗記しようとするでしょ?
だから会計がわからなくなるんです。
今言ったとおり、会計には絶対的真実は存在しません。
みんなが考えている以上に、アバウトなんですよ。
信じられないでしょ?
会計っていうと『数字だらけで、形式張ってて、ガチガチの、融通が利かない、おもしろみのないヤツ』って考えていませんでしたか?
はい、それって思いっきり間違いですから。
だ・か・らっ
会計センスを身につけようって言ってるんです。
会計的なものの考え方を、まずは身につけて下さいって言ってるんですよ。
会計ってのは考え方が重要なんだということがわかってもらえれば、実はそれでいいんです。
難しい話をたくさんしましたが、最後までついてきてくれてありがとうっ!!
・・・・・・(泣)
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うわぁ、感無量ですね。
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2007年7月26日